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ヤッシャ・ハイフェッツの名演・名盤

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ハイフェッツの生涯

ヤッシャ・ハイフェッツ
wikipedia画像より

ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)は、1901年2月2日にロシア(現在のリトアニアのヴィリニュス)で、父ルーベン・ハイフェッツと母アニーの間に生まれました。

亡くなったのは1987年12月10日で、その長きに渡る生涯の殆どをヴァイオリンと共に過ごし、晩年は後進のためにヴァイオリン教育に従事しました。

そんなハイフェッツとヴァイオリンの出会いは3歳の頃。

同じくヴァイオリニストだった父から小さいヴァイオリンをプレゼントされ、その父からヴァイオリンを教えてもらうようになりました。

その才能は凄まじく、のちに神童といわれる演奏をするようになります。

4歳でヴィルナ帝室音楽学校のイリア・マルキンに指導を受け、その才能を開花させていきます。

そして、7歳のときに近郊のカウナス(当時リトアニアのコヴノ)で正式に公の場においてメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で鮮烈なデビューを飾りました。

その後、1910年にロシア帝国の首都にあるサンクトペテルブルク音楽院に9歳で入学し、オヴァネス・ナルバンディアンからヴァイオリンの教えを受けたその後にレオポルド・アウアーに師事します。
1911年、ペテルブルクにて10歳で初めての演奏会を行い、センセーションを起こします。

国外では、アルトゥール・ニキシュに招かれてベルリンでデビューを果たしますが、それはハイフェッツが12歳の時のことです。

その同じ年にアルトゥール・ニキシュの指揮で、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演することになります。
そこでハイフェッツはニキシュに、これほど優れたヴァイオリンの音色は聴いたことがないと思わせる程、素晴らしい演奏をしました。

聴衆においてもその評価は凄まじかったようで、演奏会で多くの人々を虜にし、ロシアのみならずヨーロッパにまでその名が知れ渡って行きました。

1917年10月27日、ハイフェッツは10代にしてニューヨークのカーネギー・ホールでアメリカデビューを果たしました。

アメリカでも素晴らしい演奏をし、観客をわかせたハイフェッツはロシア革命の影響も大きく、その後も家族でアメリカに残りって音楽活動を続けることになります。
同年11月9日には、キャムデンのビクター・スタジオで初めてのレコーディングをして、アメリカでもその名声が轟くようになります。

アメリカの音楽業界でも注目されたハイフェッツは、渡米して最初の1年目に30回を超えるステージを行い、アメリカでも精力的に活動をしていくことになります。
もちろんアメリカだけではなく世界中のあらゆる場所で演奏を行っていくようになります。

そういった功績が認められ、1925年にはアメリカの市民権を獲得することができたことをきっかけとしてアメリカを拠点に、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、ボストン交響楽団など、世界各地で演奏やレコーディングに勤しみました。

1934年にはロシア革命後、17年ぶりに母国であるロシアに帰国し、13回の演奏会を開催してロシアの人々を演奏で魅了しました。

またハイフェッツは自分の演奏だけではなく、後進の教育の分野にも携わっていくことになります。

1958から1959年には、カリフォルニア大学で客員教授として教鞭を振るうことになります。そして、1961年からは南カリフォルニア大学のヴァイオリン科教授として、ヴァイオリンを生徒に教えていくようになります。

自身の演奏活動も60代まで勢力的にコンサートを行いますが、60代でその数を減らしていき、ヴァイオリンの教育の分野で、その力を注いでいくことになります。

1972年には自身の演奏活動から引退し、1987年にロサンゼルスのシダーズ サイナイ メディカル センターで86歳の生涯を閉じることになります。

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ハイフェッツの名盤CD

そんなハイフェッツの数あるアルバムの中でも名盤といわれるCDは、

「ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン」
「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」

があります。

「ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン」は、録音されたのが1946年から1953年で、約1時間のCDです。
その中でも、表題作の「ツィゴイネルワイゼン」は、ハイフェッツの素晴らしい技巧テクニックを存分に感じられ、まさに名曲にふさわしい演奏です。
その他にも、ワックスマンの「カルメン幻想曲」や、ショーソンの「詩曲」、ベートーヴェンの「ロマンス第2番ヘ長調」、ブラームスの「ハンガリー舞曲第7番」なども収録されており、ハイフェッツのヴァイオリンの美しい音色が堪能できます。

「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」は、1952年に演奏された全曲無伴奏のCDで、ハイフェッツの唯一の全曲無伴奏アルバムです。
無伴奏ですので、ハイフェッツのヴァイオリンソロが他の演奏に邪魔されず心ゆくまで楽しむことができます。
その演奏テクニックは正確で、美しく輝かしい音色を楽しむ事ができます。

これらのCDには収録されていませんが、ハイフェッツの名曲ともいえる演奏は、チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」や、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」などが挙げられます。双方の曲とも、ハイフェッツの高テクニックな演奏が印象に残る、素晴らしい名曲です。

ハイフェッツの希少盤CD

RVCの初期盤CD  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

商品規格 RCCD-1012
オークションなどでも高額で取引きされている人気CD。

・フリッツ・ライナー指揮
・シカゴ交響楽団

RVC初期盤CD ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

商品規格 RCCD-1022
こちらも高額で取引きされている人気CD。
希少価値の高いRVC初期盤のCDは総じて評価が高くなっています。
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン交響楽団

Biddulph初期盤CD ヤッシャ・ハイフェッツ the early Victor recordings(1917~18)

人気のビダルフ(Biddulph)の初期盤。
若き日のハイフェッツの録音。
・ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
・アンドレ・ブノワ(ピアノ)
・ジョセフ・パステルナック
・ビクター管弦楽団

ヤッシャ・ハイフェッツ大全集

全65CDとブックレット2冊、VHSとメダル付の大全集。
豪華は専用ケースに収納されている、ハイフェッツの名だたる名演のCD集です。

希少なため高額で取引きされています。

他にも希少盤、名盤はありますが、ハイフェッツの録音の多くはかなり多く出回っているため、多くのCDが中古市場でもお求めやすくなっています。

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ハイフェッツの演奏動画

ツィゴイネルワイゼン

ツィゴイネルワイゼンは、1878年にフランスの作曲家、サラサーテ(Maurice Ravel)が作曲した管弦楽伴奏付きのヴァイオリン独奏曲です。この曲は、伝統的なルーマニア音楽やロマの音楽など、東欧の独特な音楽を取り入れた独創的な音楽スタイルで構築されています。ハイフェッツはこの曲を素晴らしい演奏で見事に再現しました。

ツィゴイネルワイゼン(ヤッシャ・ハイフェッツ)

パガニーニ:24のカプリース「Paganini: 24 Caprices」

パガニーニの24の奇想曲は、19世紀初頭にニコロ・パガニーニが作曲した独奏ヴァイオリンのためのヴィルトゥオーゾ作品群であり、レパートリーの中でも最も有名な作品の一つです。

24の小品からなり、それぞれ異なる調性でヴァイオリニストにとって異なる技術的課題を探求しています。曲は1800年から1810年の間に作曲され、1820年に初めて出版されました。

ハイフェッツの演奏は評価が高く、守備範囲の広さ、技術的な完璧さ、表現力の豊かさが特徴的で、このパガニーニの24の奇想曲(カプリース)でもその力を遺憾なく発揮しています。

Caprice #24 di Paganini by Jascha Heifetz

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第1楽章は、力強く劇的な曲です。
このヴァイオリン協奏曲は伝統的な3部形式で書かれており、冒頭の大仰なアレグロ・モデラート、叙情的なカンツォネッタ・アンダンテ、スリリングなフィナーレのアレグロ・ヴィヴァチッシモで構成されています。

この曲はオーケストラが鳴り響く序奏から始まり、情熱的なヴァイオリン独奏のパートが続きますが、ハイフェッツの演奏は楽章全体を通して強烈で情熱的なエネルギーに満ちているのが特徴です。

ハイフェッツは幅広いダイナミクスを駆使して、豊かで生き生きとしたサウンドを作り出しています。この楽章はまた、複雑で入り組んだパッセージが特徴的でありますが、ハイフェッツはそれを容易かつ技術的に巧みに乗りこなしています。

ハイフェッツの情熱的で名人芸的な演奏は、この楽章のドラマと感情をとらえ、力強く印象的です。
この楽章は複雑で入り組んだパッセージが特徴的ですが、ハイフェッツはそれを容易かつ技術的に巧みに乗りこなしています。楽章は力強いカデンツァで終わり、ヴィルトゥオジティと感情の顕著な表出となっています。

Jascha Heifetz plays Tchaikovsky Violin Concerto: 1st mov.

バッハ:シャコンヌ

J.S.バッハのシャコンヌは、クラシック音楽の中でも最も象徴的で愛されている曲の一つです。
元々は独奏ヴァイオリンのために書かれたもので、バロック時代に書かれた独奏ヴァイオリンのための単一楽章の曲です。この曲は、その技術的、感情的な要求から、ヴァイオリンのために書かれた作品の中で最も難しいものの1つとされており、バッハの最高傑作の一つと言えます。

ヤッシャ・ハイフェッツによるシャコンヌの演奏は、この作品の最も決定的な解釈のひとつとされており、その卓越した技術と表現力で有名です。
ハイフェッツの演奏は、この曲の感情を引き出すことに長けており、バッハ本来の音楽性に忠実でありながら曲の持つ情緒的なパワーを強調したもので、リリカルで表情豊かな演奏とルバートや装飾音を駆使して曲の美しさを引き出しています。

このハイフェッツの演奏はヴァイオリニストの指標となり、その後のシャコンヌの解釈に多くの影響を与え、クラシック作品の中で最も偉大な演奏のひとつとされています。

Jascha Heifetz – Chaconne (Bach)

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調は、フェリックス・メンデルスゾーンが1844年に作曲した愛すべき作品です。

ヴァイオリンのための曲の中でも非常に人気のある作品であり、数え切れないほどのヴァイオリニストによって演奏・録音されていますが、ヴァイオリニストにとって最も演奏が難しい曲のひとつとされています。3楽章からなるこの協奏曲は、叙情的なメロディーとヴィルトゥオーゾ的なパッセージを特徴としています。

ハイフェッツの演奏は、メンデルスゾーンのスコアの多くのコントラストと叙情的なパッセージを線の明瞭さと音色の美しさによって際立たせていますが、その驚異的なテクニックと曲の解釈によって、この曲は時代を超えた名曲となりました。

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 ハイフェッツ Mendelssohn Violin Concerto e-moll

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